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ユダヤ禍の迷妄

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パレスチナ問題の
根源を明らかにする書!

満川亀太郎 著
A5判・上製クロス装・函入 2008年11月刊
定価:6000円+税 ISBN978-4-86330-006-4

1929(昭和4)年...第二次大戦勃発10年前...
「ホロコースト」を予見し警鐘を鳴らした日本人がいた!

欧州ではナチスが台頭し、ユダヤ人迫害が世界的風潮となりつつあった昭和初頭、我が国もまたその影響の下、ユダヤ人の「陰謀説」や「世界制覇の野望」がまことしやかにマスコミや学会をにぎわせていた。その中にあって、いち早くこの問題の孕む危険性に警鐘を鳴らし、「ユダヤ禍」(ユダヤ人は災いをもたらすという考え方)は「迷妄」にすぎないと主張した「アジア主義」学者がいた!人種差別に反対し、全アジアの善隣友好を訴える著者は、本書において、古代イスラエル以来のユダヤ人迫害の歴史を詳述、それを踏まえて、ユダヤ人に対するいわれなき差別や偏見を学問的中正の立場から批判する。現代においてもしばしば繰り返される「ユダヤ脅威論」の迷妄を打破し、ホロコーストを予見したともいえる歴史的快著! 思想史・外交史・宗教問題等の研究に必携!(改訂新版)

著者略歴

満川 亀太郎(みつかわ・かめたろう 1888〜1936)
ジャーナリスト、アジア学者、思想家。
明治21年(1888)大阪府に生まれる。
『民声新聞』、『海国日報』の主筆、『大日本』編集者などを歴任。1918年「老壮会」を結成、ついで1919年には大川周明、北一輝らとともに「猶存社」を結成。1924年、東洋協会大学(拓殖大学の前身)講師、1933年には同教授となる。昭和11年(1936)歿。
著書に『三国干渉以後』(1935)、『奪はれたる亜細亜』(1921)等がある。

目次

序にかえて―征戦の勇士に贈る一矢(大竹博吉)
序(下中弥三郎)
自序
はしがき
ユダヤ民族およびユダヤ禍に関する著者論文目録

前篇 ユダヤ正視篇
第一章 ユダヤ民族
 一 緒 言
 二 世界におけるユダヤ人
 三 ユダヤ国家の興亡
 四 予言者エレミヤ
 五 ユダヤ教
 六 ユダヤ人迫害と排セム主義
 七 ドレフュス大尉事件
 八 ユダヤ人の世界貢献
 九 ユダヤ民族運動
一〇 ユダヤ建国の悩み
一一 ソヴィエト・ロシアにおけるユダヤ人

後篇 ユダヤ禍の迷妄
第二章 「ユダヤ禍」とは何ぞ
 一 「ユダヤ禍」とはこんなもの
 二 「世界に張られたユダヤ網」
 三 「ユダヤ一神教とユダヤ精神」
 四 「全世界イスラエル同盟」
 五 「ジョン・レードクリフ博士の発見」
 六 「シオンの議定書」
 七 「マッソン秘密結社」
 八 筆者の小言
第三章 ユダヤ禍宣伝本の批判
 一 ユダヤ禍宣伝本
 二 北上梅石氏著『猶太禍』
 三 酒井勝軍氏著『猶太人の世界征略運動』
    同『ユダヤ民族の大陰謀』
 四 藤原信孝氏著『不安定なる社会相と猶太問題』
    同『猶太民族の研究』
 五 包荒子著『世界革命の裏面』
    同解説『世界の猶太人網』
 六 松居錬石氏著『猶太民族の大陰謀とは何ぞ』
第四章 我が国におけるユダヤ禍説反対
 一 吉野博士
 二 八太徳三郎氏
 三 厨川博士
 四 新見博士
 五 その他のユダヤ禍反対論
第五章 陥穽と挑戦
 一 陥穽への径路
 二 「過激派討伐」の材料として
 三 挑戦されたる筆者
第六章 迷妄の打破
 一 偽 書
 二 ユダヤ禍変造犯イワノフ
 三 フリーメーソン
 四 思想悪化の根源とや
 五 経典と割礼
 六 革命裏面潜在説
 七 ロシア革命ユダヤ禍説
 八 その他のいろいろ
第七章 結 言
 付 録 ユダヤ問題に関する平凡座談会
 校了に当たり再び著者より

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