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トップページ >> 既刊・新刊 >> 私の祖父 古賀廉造の生涯―葬られた大正の重鎮の素顔

私の祖父 古賀廉造の生涯―葬られた大正の重鎮の素顔

私の祖父 古賀廉造の生涯―葬られた大正の重鎮の素顔・書影
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奥津成子 著
四六判・上製・カバー装・256ページ 2011年10月刊
定価:本体2000円+税  ISBN978-4-86330-054-5

「平民宰相」原敬の腹心にして刑法学の権威
実孫が渾身の筆を執る生身の伝記!

法曹界の権威から、疑獄事件の禍中へ…その素顔は果して「俗物官吏」か、「義侠の士」か?
幕末の佐賀藩に生まれ、明治・大正期にわが国刑法学の第一人者として、また「平民宰相」原敬の腹心として、法律と政治の世界で活躍した古賀廉造。原内閣の拓殖局長官として政治中枢にいたさなか、政権を揺るがした大連アヘン事件の責任を負い失脚、その業績は歴史の闇に葬られた。
本書は、古賀廉造の実孫に当たる著者が、祖父の面影を振り返りつつ波乱の生涯と事件の真相を追求! 古賀と親交のあった陸軍大将宇都宮太郎の日記をはじめとする貴重な一次史料を調査、さらに自らの実体験や古賀一族の伝承をも交えて、知られざる重鎮・古賀廉造の業績と生身の人物像を浮き彫りにした快著!

人物紹介

古賀 廉造(こが・れんぞう) 1858-1942
法学博士。正四位、勲二等瑞宝章(失位)。幕末の佐賀藩に生まれる。司法省法学校で刑法を学び、ドイツ、フランスに留学。検事、大審院判事を歴任。法典調査会委員として現行刑法の草案に貢献。法政大学他、多くの私立大学の法学部設立に関与し、刑法学の第一人者として知られた。明治43年、明治39年と44年、第一次・第二次西園寺内閣の内務省警保局長に就任。大正元年、貴族院議員に勅撰。大正7年、原敬内閣の拓殖局長官に就任。在任中、大連アヘン事件に関与したとされ、失脚。昭和17年、千葉県御宿の自邸にて逝去。

著者略歴

奥津 成子(おくつ・せいこ)
昭和4年(1929)9月、東京都牛込区弁天町の古賀廉造邸に実孫として生まれる。昭和25年、旧制津田塾専門学校外国語科卒業。都立江東商業高校英語科教諭となる。昭和36年、同校辞任。以後、高校講師を務める他、自宅で英語塾を開講。平成3年より三鷹市シルバーセンター生涯教育科の英語講師。

目次

写真
まえがき
年表・系図
第一章 生い立ち
出自と両親
 古賀家の来歴と父・源吾
 母・チカと石田家
幼少期
 松永家との関係
 古川家と乳兄弟武一
佐賀の乱
上京、法学校入学
第二章 法曹界および政界での足跡
司法官としての経歴
 フランス・ドイツ留学
 刑法改正審査委員会
 大審院判事
刑法学者としての経歴
 著述と講義録
 厳罰主義を旨とする法思想
第一次西園寺内閣の警保局長
 内務大臣原敬との親交
 警保局長としての業績
 第一次警保局長の免官後
 社会主義活動家との関わり
第三章 広東紙幣偽造事件
事件の経緯
 事件の発覚と判決
審理の争点と事件の評価
事件の背景と関連人物
 大アジア主義と梅屋庄吉
 宇都宮太郎
事件の後
第四章 大連アヘン事件
当時の植民地政策とアヘン専売制
拓殖局長官就任の背景
事件の詳細
 事件発生の経緯
 大連取引所背任問題
 「複雑怪奇」な事件の審理
 判決
事件の真相
 背任罪は認められず
 事件に関する原敬および政友会との関係
 朝鮮軍司令官宇都宮太郎と三・一独立運動
 三井物産の関与と長男邦夫
 廉造の政治家としての資質
 現代での世評
結び

第五章 弁天町の家と古賀家の人々
屋敷の普請
古賀家の人々
 廉造の妻・美刀
 妹・宮内ツル
 長男・邦夫
 邦夫の妻・興代
 次男(父)・隆夫
 隆夫の妻(母)・鶴(資子)
 三男・郁夫
 長女・サヨ、次女・千穂
 三女・喜久
 四女・須磨、四男・陶夫
 その他の同居人達
第六章 御宿の別荘での晩年
祖父の思い出
 御偉いお祖父様、お祖母様
御宿の家の来歴
 不毛の砂丘に大普請
 大きくなって還ってきた家
晩年の社会活動
 御宿の最高の名士
 用心棒・江口氏
 日中戦争時の国家改革を提言
最晩年

付録 史料編
史料1 法学志林 第三九号 八十「経歴談」
史料2 感化院の目的及其事業 古賀廉造君講演
史料3 現職時代の世評および小著述
史料4 警保局長の椅子
史料5 外国紙幣偽造事件ノ古賀ニ関スル事実ノ真相
史料6 広東紙幣偽造事件関連記事
史料7 奇物凡物―古賀廉造
史料8 宇都宮太郎宛古賀廉造書翰
史料9 夫人花くらべ(五の一)
史料10 真崎甚三郎宛古賀廉造書翰

参考文献一覧
あとがき

貴重な写真、関係資料 多数掲載!
明治・大正期の法制史、政治史、警察史に必携!

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