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トップページ >> 既刊・新刊 >> 河口慧海著作選集 9 >> 河口慧海著述拾遺(上)

河口慧海著述拾遺(上) 河口慧海著作選集 第9巻

河口慧海著述拾遺(上)・書影
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河口慧海・著 高山龍三・編
A5判・上製クロス装・函入・272ページ
定価:8000円+税
(上巻)2013年4月刊 ISBN978-4-86330-060-6

近年新発見の慧海の著作を網羅的に集成!

長年に亙る、優れたチベット研究・河口慧海研究の業績で知られる高山龍三氏が、近年新たに発見された河口慧海関係文書を集成し、精密な編集・校訂作業を加えた上で公開。既往の「全集」「著作集」に未収録の、慧海の著述・対談・随筆や、手記・書簡など、貴重な史料の数々を上・下巻に分けて収録。
河口慧海研究にはもちろん、チベット史、近代東洋史、仏教学の研究に必携の第一級史料!

編者略歴

高山 龍三 (たかやま・りゅうぞう)
1929年大阪生まれ、大阪市大・大学院修了、東京工大、東海大、大阪工大教授を経て、京都文教大教授を定年退職。現在、チベット文化研究会会長。主にヒマラヤ・チベットの民族誌研究、近年は河口慧海の研究に従事。著書『河口慧海 人と旅と業績』『展望 河口慧海論』『河口慧海への旅 釈迦生誕地に巡礼した人びと』、共著『河口慧海日記』、河口慧海『チベット 旅行記』(5冊本)の校訂、「河口慧海著作集」の監修、編集など。

河口慧海(かわぐち・えかい) 1866-1945

仏教学者、僧侶。大阪府堺市生まれ。哲学館(現・東洋大学)、黄檗山万福寺に学ぶ。仏教の原典を求め、単身チベット探検を敢行、明治34年(1901)日本人で初めてチベットの首府ラサに到達する。大正2年(1913)2度目のチベット入りを果たし、チベット大蔵経等を将来する。帰国後、大正大学教授。著書『西蔵旅行記』『在家仏教』等。(1866-1945)

目次

第T部 探検談
1 西蔵に於ける日本僧侶の来翰
2 川口慧海氏西蔵よりの来状
3 河口慧海師の消息
4 入蔵記
5 河口慧海師がヒマラヤより寄せたる書信
6 河口慧海師が最近の消息
7 河口慧海師入蔵談
8 西蔵旅行の話
9 西蔵学生の状態及其成功
10 在インド増田慈良君の消息
11 廿五年を要したる余の西蔵探検
12 印度西蔵視察談
13 第二回西蔵進入記
14 謎の国西蔵入国遭難実話

第U部 チベット・蒙古事情
1 西蔵観察(風俗)談
2 西蔵西北原の子供
3 西蔵の商業と其の習慣
4 西蔵の実業と仏教
5 西蔵の教育
6 西蔵及西蔵人
7 秘密国 西蔵美人
8 西蔵高原の探勝
9 世界第一の高峰 エヴェレストの探険
10 北京より帰りて
11 羅薩婦人の生活
12 神秘境チベット(と蒙古)
13 西蔵見物

第V部 チベットをめぐる国際情勢
1 ネパールと西蔵の紛争 
2 西蔵と支那と英国
3 西蔵問題と仏教
4 英支両国の争奪戦地たる 秘密国西蔵
5 タライ・ラマとは誰か

付録
初出一覧
解説 高山龍三

「河口慧海著作選集」推薦文  チベット文化研究会会長 高山龍三

百年余前、チベット探検僧としてもてはやされた河口慧海、一年余で再渡印、インド、ネパール、チベットに計一七年も滞在、仏教、チベット語、梵語を学んだ。帰国したときは五〇歳、彼の研究と著作はその後に始まる。あまりにも有名な『チベット旅行記』のみ取りあげられるが、日本におけるチベット学の祖として、請来した経典の翻訳、研究、チベット語学生の養成、未完に終わったが辞典編纂につとめた。慧海を扱った本や論文は日本だけでなく、中国、欧米にも及び、増え続けている。彼の仏教思想は改めて現代に問い直されている。彼は学究としての道をとらず、また僧としての地位に安住せず、行動する真の宗教者として一生を終えた。彼の請来した文献や多方面にわたる文物は、公共の機関に所蔵され、チベット文化研究に貢献した。そのいくつかの著作は復刻されたが、ここに現代人が読みやすいように、書籍化されるようになったのは、幸せなことである。

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