株式会社慧文社

トップページ
既刊新刊
書評広告
これから出る本
書籍注文
リンク

 
トップページ >> 既刊・新刊 >> 獄制沿革史

獄制沿革史

獄制沿革史
書影:クリックで拡大表示

更正と自立支援のために!

留岡幸助・著 
A5判・上製クロス装・函入 2015年8月25日刊
256ページ 定価:本体7000円+税
ISBN978-4-86330-150-4 C0032

牢獄から監獄、監獄から感化院、さらにその先へ!

日本の感化教育(矯正・更生保護)の父、留岡幸助。彼が警察監獄学校の授業用に著した教科書が、読みやすい現代表記でよみがえる! ただ囚人を苦しめるだけの牢獄が、いかにして犯罪者の自立支援のための監獄(刑務所)や感化院(児童自立支援施設)に変わってきたのか、その歴史を概観する。また、これから刑務所はどのような方向性を目指せばいいのか、不定刑期論や条件付き裁判などの提言も収める。矯正・更生保護に関わる方はもちろん、社会福祉士や精神保健福祉士を目指す方にも! 解題付き。

著者略歴

留岡幸助[著](とめおか こうすけ)
感化教育(矯正・更生保護)や監獄改良などに尽力した、日本の「感化事業の父」。同志社英学校別科神学科卒。教誨師として赴任した空知集治監の囚人の扱いに疑問を感じ、監獄学を学ぶため渡米。コンコルド感化監獄およびエルマイラ感化監獄で実地研修、ブロックウェーに師事。帰国後、巣鴨監獄の教誨師および警察監獄学校教授、内務省地方局嘱託。不良少年の感化教育のための「家庭学校」を設立。特に北海道家庭学校が名高い。(1864-1934)

目次

総論
第一章 ジョン・ハワード以前の監獄界
第二章 ジョン・ハワードの幼年および青年時期、監獄改良の暁明
第三章 家庭生涯
第四章 献身的生涯の発端
第五章 欧洲大陸に於ける監獄の視察
第六章 ハワードの殉死
第七章 拘禁制度の発達 The Development of the Penitentiary System
第八章 「ペンシルベニア」制度と「オーバーン」制度
第九章 流刑制度 Transportation
第十章 階級制度の発達 Development of the Grading or Progressive System
第十一章 クロフトンと階級制度
第十二章 英国現今の監獄制度
第十三章 「ペントンビル」監獄
第十四章 不定刑期論
第十五章 条件附裁判(即ち刑の執行猶予)
第十六章 万国監獄会議

解題『獄制沿革史』 

ご注文


Copyright (c)2020 Keibunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
画像や書誌データは宣伝・紹介等にお使いいただく場合、転載自由です。
E-mail:info@keibunsha.jp