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七十年目の鎮魂歌 お母さん、妹たちよ 姉さんは亜米利加を許そうと思います
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発行:はるかぜ書房(発売:慧文社)
菊地喜久子 著/菊地英宏 編
A5判・並製・96ページ 2016年5月25日刊行
定価:本体1300円+税 ISBN978-4-86330-169-6 C0021
戦中・戦後を必死に生きた
16歳少女の切なる体験記!
昭和20年5月25日の東京(山手)大空襲で命を奪われた母と幼い妹たち、そしてすべての犠牲者に宛てた鎮魂の書。数多くの慟哭・苦難を経て再会する残された家族。しかし戦後の混乱に翻弄され、生き残るために繰り広げられる生々しい葛藤と衝突。従前の体験記と異なる、「美談」に終わらないその赤裸々な描写。それだけに、人々の素朴な助け合いや、博愛を希求する修道院附属病院の修道女の振るまいが美しい。平和を祈る当時16歳の少女の手記が現代人の心を打つ! |
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そのとき、これは戦争ではないと、はっきりわかりました。
一九四五年、米軍により日本本土で行われた行い、
それは、ホロコーストでした。(本書より抜粋)
著者&編者 略歴
菊地 喜久子〔きくち・きくこ〕(著者)
昭和4年(1929)5月25日、茨城県志筑村(現・かすみがうら市)の母の実家に生まれる
生後すぐ東京牛込区(現・新宿区)早稲田南町の早稲田大学教授服部文四郎博士邸内にある一軒家に移る
後、父が神楽坂警察署から早稲田大学教練講師に転職のため牛込弁天町に移る
牛込女子商業学校2年卒業の後すぐ女子挺身隊として大手町中央電話局に勤務
昭和20年5月25日、母と妹2人焼死のため挺身隊除隊、茨城県土浦市の祖母の家に戻る
同年11月、札幌市天使病院に行き、翌21年3月より看護婦見習いとして勤務
同年5月、父復員のため退職して土浦に帰る
現在、茨城県土浦市在住 |
菊地 英宏〔きくち・ひでひろ〕(編者)
昭和54年1月 茨城県土浦市に生れる
平成13年3月 筑波大学情報学類卒
平成18年3月 同大大学院博士課程
システム情報工学研究科修了、博士(工学)
工学分野での開発職、研究職を経て、独立
現在、山口多聞記念国際戦略研究所において代表・首席上級研究員
茨城県土浦市在住
著書『ミッドウェー海戦が示唆する勝利の法則』(はるかぜ書房、2015年刊)
目次
まえがき
著者まえがき
編者まえがき
本篇
1.ようやく迎えることができた御骨
2.運命の五月二十五日
3.母と妹たちの死
4.弟妹の待つ地土浦へ
5.新天地札幌天使病院へ
6.弟たちを迎えに
7.弟泰正との再会
8.お父さん!
あとがき
著者あとがき
編者あとがき
巻末資料 |
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