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トップページ >> 既刊・新刊 >> 河口慧海著作選集 13 >> 河口慧海著述拾遺(補遺)

河口慧海著述拾遺(補遺) 河口慧海著作選集 第13巻

河口慧海著述拾遺(補遺)・書影
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河口慧海・著 高山龍三/奥山直司・編
A5判・上製クロス装・函入・304頁
定価:9000円+税 2018年2月刊行
ISBN978-4-86330-190-0 C0315

『河口慧海著述拾遺』の上巻下巻に続き、河口慧海のさらなる新資料・未整理資料を収録!

2013年に初公開された河口慧海の書簡(肥下里子氏所蔵資料)を奥山直司氏の編集・校訂で、著述・対談・随筆などの未整理の資料を高山龍三氏の編集・校訂で収録。得度したばかりの慧海も深く関わった黄檗宗の紛争や、青木文教とのいわゆる「大正の玉手箱事件」として知られる蔵経問題、チベット版般若心経の和訳、短歌から座談会での発言などまで、貴重な一次資料を公開! 慧海の実像に迫る一冊!

中外日報に書評が掲載されました

編者略歴

高山 龍三 (たかやま・りゅうぞう)
1929年大阪生まれ、大阪市大・大学院修了、東京工大、東海大、大阪工大教授を経て、京都文教大教授を定年退職。現在、チベット文化研究会会長。主にヒマラヤ・チベットの民族誌研究、近年は河口慧海の研究に従事。著書『河口慧海 人と旅と業績』『展望 河口慧海論』『河口慧海への旅 釈迦生誕地に巡礼した人びと』、共著『河口慧海日記』、河口慧海『チベット 旅行記』(5冊本)の校訂、「河口慧海著作集」の監修、編集など。

奥山 直司(おくやま・なおじ)
1956年山形県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、高野山大学教授、高野山大学密教文化研究所長。専攻はインド・チベット密教史、仏教文化史。著書に『評伝 河口慧海』、編著に『河口慧海日記 ヒマラヤ・チベットの旅』、『高山寺蔵 南方熊楠書翰―土宜法龍宛1893-1922』、訳書に『チベット文化史』などがある。

河口慧海(かわぐち・えかい) 1866-1945

仏教学者、僧侶。大阪府堺市生まれ。哲学館(現・東洋大学)、黄檗山万福寺に学ぶ。仏教の原典を求め、単身チベット探検を敢行、明治34年(1901)日本人で初めてチベットの首府ラサに到達する。大正2年(1913)2度目のチベット入りを果たし、チベット大蔵経等を将来する。帰国後、大正大学教授。著書『西蔵旅行記』『在家仏教』等。(1866-1945)

目次

第一部 黄檗紛争
1 黄檗宗録事を読んで其前途に一言す
2 黄檗宗の前途
3 黄檗宗の活機
4 目志一君の黄檗宗に係る寄書を読む
5 黄檗宗務院旧執事の執拗並に宗制の誤解
6 黄檗宗管長の交替に就て
7 黄檗宗徒に檄告す
8 謹んで宗内擯斥を返上す
9 謹読堀木氏教語
第二部 蔵経問題
1 公開状 青木文教氏に与ふ、西蔵大蔵経問題
2 再び青木氏に与ふ
3 青木氏の発表せる法王の親書に就て
4 所謂法王親書の全訳
5 榊文学博士に呈す
6 所謂親翰は全然僞物なり
7 蔵経授受の事実
8 榊博士文字を造る
9 榊亮三郎氏青木文教氏及び本願寺に対する公開状
10 大谷光瑞氏及び同尊由氏に与ふる書
第三部 チベット旅行
1 世界の秘密国西蔵
2 西蔵入国記
3 千古の雪を蹴って西蔵に入る記
4 世界の不思議国 印度西蔵地方旅行記
第四部 仏 教
1 古梵仏典の腐焼
2 蒙古仏教と西蔵仏教
3 仏教の道徳
4 印度仏蹟の現状
5 駱駝八頭に乗せて西蔵の経典来る
6 西蔵語般若波羅蜜多心経和訳
7 大最勝智の境地に到る心経
8 西蔵の仏教座談会
第五部 その他
1 肥下徳十郎への書簡など
2 西蔵最近の内情
3 陸奥山
4「翁」は西蔵の瑞祥語
5 裏表さまざま 世界の女を語る座談会
6 物のわかった人 死んだ西蔵の活仏斑禅ラマ

『河口慧海著述拾遺 補遺』 初出一覧
『河口慧海著述拾遺 補遺』 あとがき

「河口慧海著作選集」推薦文  チベット文化研究会会長 高山龍三

百年余前、チベット探検僧としてもてはやされた河口慧海、一年余で再渡印、インド、ネパール、チベットに計一七年も滞在、仏教、チベット語、梵語を学んだ。帰国したときは五〇歳、彼の研究と著作はその後に始まる。あまりにも有名な『チベット旅行記』のみ取りあげられるが、日本におけるチベット学の祖として、請来した経典の翻訳、研究、チベット語学生の養成、未完に終わったが辞典編纂につとめた。慧海を扱った本や論文は日本だけでなく、中国、欧米にも及び、増え続けている。彼の仏教思想は改めて現代に問い直されている。彼は学究としての道をとらず、また僧としての地位に安住せず、行動する真の宗教者として一生を終えた。彼の請来した文献や多方面にわたる文物は、公共の機関に所蔵され、チベット文化研究に貢献した。そのいくつかの著作は復刻されたが、ここに現代人が読みやすいように、書籍化されるようになったのは、幸せなことである。

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