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ジェニー 少年のような、美しい女の長いものがたり

ジェニー
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浦田昊明(うらた・こうめい)
A5判・上製・870ページ
定価:2800円+税 ISBN978-4-86330-199-3

ジェニーが生きた、愛と嫉妬、運命と夢とは……

19世紀アメリカを舞台に、南北戦争の英雄カスター将軍の義妹である美貌の主人公ジェニーをめぐって4人が演じる、めくるめく群像ドラマ。
人々の欲望と数奇な運命に翻弄されながらも、愛し続けた女性の魂の遍歴が野心的な構成で描かれる。物語の楽しみに満ちた、原稿用紙2700枚超の大長編!

「――この長いお話は、私が小学生の時に見た、アメリカのテレビ番組「壮烈第七騎兵隊」がきっかけとなって始まりました。それから長い年月が経ちましたが、平成も終わりの頃、突如として天から文章が降って参りまして、それは主人公を含め五人の人物の生き様が綴られたものでした。本書はそのような、私の五十年にわたる思いの物語です。書きながら、ジェニー達の声が聞こえ、時に会話している部屋のカーテンの柄までも見えることがありました。現在、実在したカスター将軍の評価は賛否両論です。が、この物語の中の彼は、私にとってあくまで架空の人物です。天から私の頭に降ってきた、夢幻のおとぎ話です」(著者「おわりに」より)

著者紹介

浦田昊明(うらた・こうめい)
東京都生まれ。大妻女子大学文学部国文学科卒。著作に『私、骨董屋やってます』(未知谷刊)がある。

目次

ヘンリー編
序章
出会い
愛する二人
遠乗り
棒つきキャンディとお人形
西部へ
カスター編
ミシガンの小さな家の居間において
妊娠
リトルビッグホーンへ
ジェニー編
誕生
パーティ
砦へ
兄様がしたかった事
それぞれの人生

ピエール
最後
あの時のこと─ダリアの君(ジェニーの母の物語)/手紙
リビィ編
結婚式から新婚の終わりへ
迷い
ウソ
赤ん坊
お産
アンソニー
天へ行く道があったら
マミィ
湖へ
あの時のこと─セーラの結婚/ビリィ
普通じゃないこと
兄様がくれた宝物
十二年目の奇蹟
突然の出来事
オーリィと一緒に
短いようで長かった日々
私が悪いの
テリー将軍
黒い太陽
私にはやりたい事ができた
生きがいのはじまり
J&O財団
苦悩と邂逅
とても楽しかった日々
サプライズ
とにかく色々あった年
やはり色々あった日々
私って綺麗なのだろうか
アンソニー
オーランド編
黒い本
兄様のリボルバー
ジェイムス・ニコル少尉
ハンドバッグ
決断
小箱
こんなこともあった─ジェニーがビリィを生んで心を閉ざしてしまった後のこと/恋/首のあと/その日/天上の一日/土/スタンリー/妻の葬列/文鳥/形見わけ/シスターロビン/マギー・サマーの一生/フラワー・ベルと子/昼顔/ジェニー/デージー(学食内にて)/遺言/寂寥/サムの奥さん/大団円
おわりに

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