松崎昇 著(上武大学経営情報学部教授・経済学博士)
A5判・上製・342ページ 2005年2月刊
定価:3000円+税 ISBN978-4-905849-22-3
日本が進むべき進路を鮮やかに指し示す!
本書は人類の地歴的展開上において西洋発近代が占めた位置意味を論定することを課題とする。西洋発近代は、人類の地歴的展開上において、媒介的な位置を占めた。そしてその地歴的役回りは、今まさに終わらんとしている。すなわち私たち人類は、今後新たなる旅立ちを不可欠としている次第である。
これまで西洋発近代を人類の地歴的展開上において明確に位置づけた文献はなかった。それどころか人類の地歴的展開という発想概念自体、これまで明示されたことはなかったのではないか。これに対して私は、人類の時空的即地歴的な展開を地歴観として大局的に把握提示し、西洋発近代をそのうちの必然的決定的な大媒介項として明快に位置づけその意味を簡潔に論定したいと考えた。本書はその試作品である。〔端書より抜粋〕
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