大江麻里子 著 A5判・上製・172ページ 定価:2500円+税 ISBN978-4-905849-24-7
愛すべきじゃじゃ馬娘たち!
『マイ・フェア・レディー』の原作者として知られるバーナード・ショー(George Bernard Shaw)。彼の演劇作品に登場する、闊達で機知に富み、しばしば「女らしくない女」と評されるヒロインたちの分析を通じて、ショーの理想とした男女関係や社会のあり方を探る。英文学研究者・演劇研究者必携!
大江 麻里子(おおえ・まりこ) 神戸女学院大学文学部英文学科卒業 英国エセックス大学大学院文学研究科演劇専攻修士課程修了 神戸女学院大学大学院文学研究科英文学専攻博士後期課程修了 現 在 神戸女学院大学文学部英文学科講師・博士(文学) 日本演劇協会会員 日本バーナード・ショー協会会員 日本シェイクスピア協会会員 日本英文学会会員 文学研究と同時に、演劇作品の翻訳・演出も手がける。
序 章: ショーの女性観と伝統的演劇形式 第一章:『ウォレン夫人の職業』 ウェルメイド・プレイと「新しい女」 第二章:『バーバラ少佐』 メロドラマと救世軍少佐 第三章:『ピグマリオン』ロマンチック・コメデイと階級を上る女性 第四章:『傷心の家』 笑劇と結婚の意義について考える女性 第五章:『聖女ジャンヌ・ダーク』 歴史劇とカリスマ的女性 結 論: 伝統と変革