明治金澤の蘭方医たち
書影:クリックで拡大表示 |
山嶋哲盛 著
四六判・並製・230ページ
定価:本体1500円+税 ISBN978-4-905849-27-8
明治日本に西洋医学を定着させたフロンティアたち!
一命を賭し金沢医学の基礎を築いた黒川良安(まさやす)、スロイス、ホルトルマンら蘭方医の生きざまを辿り、金澤醫学館をその淵源とする金沢大学医学部の黎明期を詳述。
寝食を忘れ蘭方医学の修得と普及に励んだ医学生の艱難辛苦を偲び、今日の臨床と教育に生かすべく、医療関係者のみならず大学人や歴史研究者に必読の書!
北国新聞に採り上げられました
|
|
著者略歴
山嶋哲盛(やましま・てつもり)
一九五〇年、金沢市生まれ。七五年、金沢大学医学部卒業。七九年、金沢大学大学院医学系研究科修了。現在、同上・脳病態医学講座・再生脳外科学教室助教授(教室主任)。専門は脳神経外科学で、「脳を守るストラテジー」と「脳を再生する先端療法」とを研究開発している。すべての脳疾患の根本原因である神経細胞死のメカニズムとして、九八年に「カルパイン―カテプシン仮説」を提唱した。一般向けの著書としては、『日本科学の先駆者高峰譲吉(岩波ジュニア新書)』などがある。 |
目次
「明治金沢の蘭方医たち」の発刊に寄せて(金城卯辰)
はじめに
第1章 鎖国時代の蘭学の流れ
第2章 加賀藩の醫学校
壮猶館/卯辰山養生所/金澤醫学館/石川縣金澤病院/金澤醫学校
第3章 明治の蘭方医たち
黒川良安/スロイス/ホルトルマン/ローレンツ/津田淳三/大田美農里/田中信吾
第4章 金澤醫学館の講義録
スロイス解剖学/スロイス生理学/スロイス普通病理学/スロイス各自病理学/スロイス健康学/私魯伊斯氏方叢/スロイス外科手術論/ホルトルマン普通中毒学/ホルトルマン局所解剖学/ホルトルマン組織学/ホルトルマン外科各論/ホルトルマン眼科外科学/ホルトルマン眼科手術学/ホルトルマン醫事小言
第5章 金澤醫学館(所)での人体解剖
参考文献
人名索引
あとがき
付 表(黒川良安、スロイス、ホルトルマン)
|
ご注文
|
Copyright (c)2020 Keibunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved. 画像や書誌データは宣伝・紹介等にお使いいただく場合、転載自由です。
E-mail:info@keibunsha.jp |