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裁判の書

裁判の書(三宅正太郎)・書影
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三宅正太郎 著
A5判・上製・クロス装・函入・248ページ 2006年10月刊
定価:7000円+税   
ISBN978-4-905849-52-0

「裁判員制度」の現代だから読んでおきたい、「法」と「裁判」の本質を説いた不朽の名著 !

法律とは何か? 司法に携わる者の心構えとは?
そうした万古不易の法律上のテーマを、流麗な文章と明快な理論とで解き明かした本書は、各界より高い評価を受けてきましたが、長らく絶版が続き洛陽の紙価を高からしめておりました。この度、弊社では、この不朽の名著『裁判の書』を、原文の趣を極力損なうことなく、現代的表記に改め、新訂版として復刊いたしました。法律を学ぶ方、司法に携わる方に必携の書です! ( 新訂版)

名  著  復  刊 !

三宅正太郎著作シリーズ 全6巻完結

著者略歴

三宅正太郎(みやけ・しょうたろう)
明治二十年東京都生まれ。明治四十四年東大独法科卒業、大正二年判事となり、司法省参事官兼外務書記官、司法大臣官房秘書課長、大審院判事、札幌、長崎控訴院長を経て、昭和十五年司法次官、同十六年大審院部長、同二十年大阪控訴院長、同二十一年退職のち、弁護士、国会議員。昭和二十四年逝去。著書『法官餘談』『嘘の行方』『わが随筆』『雨後』等。

同時代の評

三宅氏の書いた著書・論文・随筆は誠に貴重な遺産である。(穂積重遠

「裁判の書」こそ、永く将来まで読まれる名著だと思う。(
里見ク

彼の卓越した識見と経験とからなる作品は末永く生き残るであろう。(
芦田均

三宅さんの優れた文章でかかれた数々の遺稿は後々まで有益な本として長く人に読まれるであろう。(
鏑木清方

裁判官としての三宅さんはしばしば私にイギリスの名法官を思わせた。(
小泉信三

君の投げたる一石は我国語史上に我国の文化史に不滅の大きな大きな波紋をえがいたのであった。(
下村海南

人間味と理想が氏の法律観や司法実務上の活動にあらわれていた。これが司法界を廓正し、それに清新の気を吹き込もうとする青年司法官の有志を氏の周囲にひきつけていた。(
田中耕太郎

三宅氏は、その司法官としての経歴をみるに、米国人の理想とする惧れるところを知らぬ、独立心に満ちた裁判官と言い得る人物であった。(
ベン・ブルース・ブレークニ

欲はいわない、あともう五年、この著者に生きていてもらいたかった。そして各層各人の生活の……人生の健康診断に従事してもらいたかった……すくなくも、それによってえられるであろう幾多の作品は、著者を文學者≠ニして完成させるにまちがいなかったであろうから……(
久保田万太郎

三宅さんの知り合いで、三宅さんに恩義を受けたものは、おびただしい数にのぼるだろう。私もその一人である。(
山本有三

目次

はしがき/裁判の精神/間男の首を斬る裁判/裁判における二つの面/法を弄ぶ/見識/裁判官の気持ち/豊田正子の「家賃」/未決監/刑務所の生活/義務の履行/椅子の害/読経/忠直卿行状記/明日の法/裁判のうるおい/僅かの心遣い/法廷外の法廷/委託/多弁な判決/卑怯/瞋恚/国家における司法の立場/監督官/上司と下僚/鍔ぜり合い/掏摸/天職/癖/「学なければ卑し」/愚直/文学/素朴/世阿弥/婦人/流儀/自白/人証/文章/調書/書記の養成/記録の見方/証拠物の点検/手控えの様式/準備手続き/公判/裁判書の作成/判決の言渡し/後記/年譜

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