俳諧行脚 お遍路さん
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斎藤知白・伊東牛歩―著/高浜虚子―序
A5判・上製クロス装・函入(新訂版)
定価:9000円+税 ISBN978-4-905849-73-5
お遍路文学の古典的名著
八十八カ寺の写生画付き!
大正の末年、四国八十八カ所巡りに旅立った正岡子規門下の四人組がいた! 一行のリーダ格の斎藤知白、「大正の一茶」と称された伊東牛歩、早稲田俳句会の創設者である中野三允、スケッチを担当した宮坂千代三という個性豊かな一行は、二ヶ月弱で八十八ヶ所を行脚した。紀行散文と所々に織り込まれた俳句、当時の風情を今に伝える挿画でたどる大正お遍路さんの旅情。道中の風物、ハプニング、人との出会い…。お遍路文学の古典とも言うべき名作を、今日の技術で復元した魅力的な88枚の挿画と共に復刊!
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圧巻!当時の様子を伝える88枚の挿画!
●阿波第一番札所 霊山寺
札ばさみの六寸に二寸麦の伸び 牛
歩 |
著者略歴
斎藤知白(さいとう・ちはく)
俳人。本名伊三郎。採鉱治金学を修めて足尾・松岡などの鉱山に勤務するが、のち独立して鉱
山を経営。俳句は南画家秋声会の川村雨谷に学ぶが、正岡子規の門をたたき日本派に属す。
句風は途中自由律に傾くが、晩年には定型に復した。伊東牛歩と共編の『新緑後期第一句集』
がある。昭和8年(1933)歿、52歳。
伊東牛歩(いとう・ぎゅうほ)
俳人。僧侶。東京生。名は快順、牛歩は号。正岡子規に就いて俳句を学ぶ。『ましろ』の同人。
綾瀬正王寺の住職で、子規の作品「病牀六尺」の中で「南岳草花画巻」を届けた人として出てく
る快生その人である。飄逸な行動で数々の逸話があり、大正の一茶ともいわれた。昭和17年
(1942)歿、65歳。 |
目次
遍路日乗
虚子庵
句仏上人と語る
宗鑑の一夜庵と遍路三千風
薫的和尚
歓喜天
鹿島
風流罪過
土佐に於ける良寛
草鞋の痕
遍路の句
遍路を顧みて
八十八ケ寺
遍路日程
附録 四国八十八ヵ所一覧
「八十八ケ寺」の章には、全てのお寺に、紀行文+俳句と宮坂千代三氏による挿画が掲載され
ております。
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