川崎久敏(編)/桐野利秋(述)/ 中川九郎・中村俊次郎(筆記) A5判・上製函入・クロス装 定価:5000円+税 ISBN978-4-905849-82-7
西郷隆盛の腹心にして維新の志士、その剛胆勇猛さから「人斬り半次郎」の異名で知られる桐野利秋の口述を筆記した、貴重な談話録。のちに維新の一大事件・西南戦争につながる「征韓論」論争に対する見解などを、ありありと伝える。西郷隆盛、大久保利通など、関係する維新志士の略伝も収載。幕末・明治史に必携の史料!
幕末の薩摩藩士、明治初期の軍人(1838-1877)。初め中村半次郎と称し、明治になってから旧姓に戻り桐野利秋と称した。西郷隆盛の腹心として、討幕運動、戊辰戦争等で活躍する。明治政府では陸軍少将を務めたが、「征韓論」論争の決裂後、西郷らとともに下野。のちに西南戦争に薩軍の四番大隊指揮長兼総司令として参戦し、戦死する。その剛胆勇猛さから「人斬り半次郎」の異名で知られる。
口絵 桐野利秋面影、本書原稿の一部 石光真臣中将書簡 桐野利秋遺稿 征韓論と其本末 十月十四日の会議 討湾一件記聞 憂国の至情 関係偉人略伝 (桐野利秋/西郷隆盛/三条実美/岩倉具視/副島種臣/江藤新平/板垣退助/後藤象二郎/木戸孝允/樺山資紀/大隈重信/黒田清隆/榎本武揚/大久保利通/島津久光/奈良原繁/海江田信義)