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満鉄を語る

満鉄を語る(松岡洋右著)・書影
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松岡洋右 著
A5判・上製函入・クロス装
定価:7000円+税
2007年12月刊  ISBN978-4-905849-84-1

汽車はゆく、遥かなる満洲の大地を…
「満鉄」総裁・松岡洋右が記した第一級歴史資料!

旧「満州」の開発経営および日本権益獲得において中心的役割を担った巨大な国策企業、「満鉄」こと南満洲鉄道株式会社。昭和戦前期にその総裁を務めた、政界・経済界きっての「満洲派」松岡洋右が、同社および近代 極東の歴史と1930年代当時の情勢を詳述! 鉄道経営や貿易情勢、鉄道附属地のインフラ整備等に関するデータも多数掲載した貴重史料! 政治・経済・外交史、近現代史に必携!

旧満州関連書シリーズ続々刊行中!

著者略歴

松岡 洋右(まつおか・ようすけ)
外交官、政治家。明治13年(1880)山口県生まれ。アメリカで苦学し、オレゴン州立大学法学部を卒業。外務省に入り外交官を務めたのち、1921年に南満洲鉄道株式会社(満鉄)理事、1927年には同副総裁となる。1929年政友会代議士となり、幣原外相の対米英協調・対中内政不干渉方針を批判。1933年国際連盟総会に日本首席全権として出席し、満洲国批判決議に抗議して退場したことで知られる。1937年満鉄に総裁として復帰、1940年には近衛内閣の外相となり、日独伊三国同盟・日ソ中立条約を締結。第二次大戦後、A級戦犯として裁判中に病没。(1880〜1946)

目次

はしがき
日本―満洲―満鉄
 一、吾が回想
 二、満洲国一瞥
 三、厳粛なる記録
日清戦争より日露戦役まで
 一、日清戦争
 二、三国干渉
 三、列強の利権争奪
 四、支那の迷夢
 五、日露戦争
 六、人あり来りて道ふ
 七、明治天皇の御製二首
 八、満鉄の登場
満洲を中心とする国際関係
 一、露西亜の極東進出
  イ、一貫せる伝統
  ロ、露支辺境接衝
  ハ、沿海州併呑
  ニ、鉄道の敷設と不凍港の獲得
  ホ、野望止らず
  ヘ、日露戦役と露国の敗退
  ト、其後の鉄道計画
  チ、露西亜革命と東支鉄道
  リ、鉄道の譲渡と其後に来るもの
 二、米の触手
  イ、立遅れた米国
  ロ、ハリマンからノツクスまで
  ハ、四国借款団其他
  ニ、華府会議
 三、英国と満洲
  イ、満支鉄道建設の先駆者
  ロ、英露の鉄道戦
満鉄の創立―満鉄は如何にして設立されたか
仰ぎ見る二巨人
 一、児玉源太郎将軍
 二、小村寿太郎侯
大器たりし後藤総裁
 一、就任前後事情
 二、優諚を賜はる
 三、大家族主義と社員会
 四、逸してはならぬことども
満鉄歴代首脳と社業の推移
社業の今昔
 一、資本の増額
 二、社員の増加
 三、営業粁数
 四、事業費総額
 五、営業収支の概要
 六、鉄道業況
 七、港湾施設
 八、炭砿業の変遷
 九、製油事業の開始
 一〇、旅館設備
地方経営と文化開発
 一、地方施設事業費
 二、各種学校別事業費と生徒数
 三、衛生施設
 四、附属地経営の意義と価値
 五、農産畜産の改良
  イ、満洲大豆について
  ロ、卓上一箇の林檎
  ハ、畜産改良
調査並に立案機関の諸業績
 一、調査課
 二、経済調査会
 三、東亜経済調査局
 四、北満経済調査所
 五、中央試験所
 六、農事試験場
 七、地質調査所
 八、衛生研究所
 九、獣疫研究所
 一〇、満蒙資源館
社外事業に対する投資
 一、関係会社投資の沿革
 二、満洲産業界に於ける関係会社の地位
  イ、工業
  ロ、商業
  ハ、農林業
  ニ、鉱業
  ホ、運輸・通信
  ヘ、電気・瓦斯・水道
  ト、土地・建物・土木
  チ、取引所・信託・保険・興業
  リ、旅館・料理店
  ヌ、新聞
 三、会社の事業中関係会社の占むる地位
  イ、会社数
  ロ、公称資本金
  ハ、払込資本金
 四、製鉄事業の概要
想望三十年
鉄道の発達過程と対外交渉
 一、日露戦前の鉄道
 二、満鉄の創立と新設鉄道
  イ、引継鉄道の改良整備と安奉線問題
  ロ、新奉線と吉長線
  ハ、満蒙五案件及び間島問題
  ニ、満蒙五鉄道と四鉄道
  ホ、其後の新線計画
  ヘ、東方会議と満蒙鉄道
  ト、建設されたる培養線
  チ、満鉄はよく戦ひ来れり
 三、受託鉄道の経営と鉄道の一元化
  イ、鉄路総局
  ロ、北鮮鉄道
  ハ、鉄道建設局
 四、展開されたる国際鉄道戦
  イ、米露英の活躍と新利権
  ロ、日露支三鉄道の貨物争奪戦
  ハ、東北政権の満鉄線包囲計画
満洲事変と満鉄
 一、軍鉄一致
 二、満鉄新機構の略説
躍進満鉄の使命とその展望
       ◇
 (附)曠野の先駆者への助言

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