蓑田胸喜著作集1 国防哲学
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蓑田胸喜 著
慧文社史料室 編
A5判・上製クロス装・函入
定価:7000円+税
2007年11月刊 ISBN978-4-905849-89-6
「胸喜」か「狂気」か!?異端の思想家・蓑田胸喜の主要著作を網羅した著作集、ついに刊行開始!
政治史・思想史上の大きな存在性ゆえに、また緻密な論理性と尖鋭的・戦闘的姿勢の相まった特異な思想から、保守思想の極北として近年再注目されはじめた異端の思想家、蓑田胸喜。内外の「国家・国防・経済体制」に関する諸思想を辛辣に批評しつつ、「国防の原理」を論鋒鋭く論じた、思想的精粋ともいうべき書。(
改訂新版)
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著者略歴
蓑田 胸喜(みのだ・むねき
1894-1946)
思想家。明治27年(1894)熊本県八代郡に生まれる。東京帝国大学文学部宗教学科卒業後、慶應義塾大学、旧国士舘専門学校で教鞭を執る。大正14年(1925)「原理日本社」を創立、その主宰となる。天皇機関説に異を唱え、共産主義に反対する言論を展開した。終戦後の昭和21年(1946)に自殺。 |
目次
第一章 国防哲学の原理
一、世界観認識論と政治国防哲学
二、ルーデンドルフの総力戦論批判
三、日本国防哲学の原理
第二章 高度政治力と総合文化政策
一、政治的形成力と文化的創造力
二、大政翼賛の政治原理と官界新体制
三、高度精神力と総合文化政策
四、現代俊傑の学としての精神科学
第三章 人間性の心理と哲理
一、あるがままの自然と人生
二、人間性の根源的反省―宗教心理学
三、政治道徳と経済の問題
四、公益・私益・創造・名誉の心理学 |
第四章 経済の不易原理と新体制
一、ドイツの戦時指導経済の根本観念
二、レーニンの共産主義実験失敗告白
三、制度組織と思想精神との問題
四、我が国統制経済実験についての根本的反省
五、経済学の根本問題と心理学
六、日本国体・帝国憲法と私有財産制度
七、私有財産制度否認論について
八、石川興二氏のマルクス主義讃美論
九、経済の論理と倫理の論理
第五章 政治道徳と至高文化価値
一、諸文化価値の序列体系
二、高度政治力・高度文化力・高度経済力
三、科学技術新体制と国防哲学
四、芸術的創造精神と総力戦体制 |
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★今後の予定ラインナップ
4 国家と大学
5 著作・論文拾遺 収載内容:日本精神と科学精神/日本世界観:世界精神史/ナチス思想批判…他
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