北米で読み解く近代日本文学―東西比較文化のこころみ―
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萩原孝雄 著
A5判・上製カバー装・408頁
定価:4000円+税
ISBN978-4-905849-91-9
森鴎外から宮崎駿まで――
日本文学に通底する「子宮の感性」を説き明かす!
北米の大学で日本文学の教鞭をとる著者が、海外から見た日本文学という独特の視座で、「子宮の感性」に貫かれた日本文学・文化の特色を描き出す!近・現代文化論に必携!
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著者略歴
萩原孝雄(はぎわら・たかお)
1947年生まれ。上智大学英文科卒。ブリティッシュ・コロンビア大学、博士課程修了(近代日本文学)。フロリダ大学、スミス大学をへて現在、ケイス・ウエスタン・リザーブ大学準教授(Associate
Professor)。編著書に、『宮沢賢治―イノセンスの文学』(明治書院)、『日本の母―崩壊と再生』(平川祐弘との共編)(新曜社)、『近代日本文学の特質―子宮の(脱)形而上学をめぐって』(煥乎堂)。 |
目次
まえがき
●第一章 森鴎外
森鴎外における西洋と日本―子宮の感性をめぐって
●第二章 夏目漱石
北米における『こころ』の評価
●第三章 川端康成
英語圏における『雪国』の評価
●第四章 谷崎潤一郎
二人の「プレイボーイ」あるいは好色者(すきもの)のこと―『瘋癲老人日記』と『山の音』を比較して
●第五章 志賀直哉
一、日加文学における人と自然―『暗夜行路』とシンクレア・ロスの『われとわが家にかかわりては』の比較
二、北米で『暗夜行路』はいかに読まれてきたか
●第六章 三島由紀夫
三島由紀夫―その人と自然、宮沢賢治と比較して
●第七章 宮沢賢治
児童文学における西洋と日本
●第八章 遠藤周作
東西文化の接点―遠藤文学における愛(アガペー)とエロス、石鹸のイメージをめぐって
●第九章 宮崎駿
宮崎アニメとポップカルチャー―『もののけ姫』その他をめぐって
●付論一 鈴木大拙とアメリカ精神―桜とノーズ・アートのアニミズム
●付論二 西田幾多郎とナショナリズム
●付論三 パウンド、エイゼンシュタイン、ベンヤミン、芭蕉―俳句、モンタージュ、弁証法
あとがき
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