セッツルメントの研究
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大林宗嗣 著
A5判・上製 クロス装・函入
定価:7000円+税
ISBN978-4-905849-94-0
社会福祉事業史の記念碑的名著!
セツルメント(都市の貧困地区に宿泊所・授産所・託児所などの設備を設け、生活向上のための支援をする社会事業、及びそのための施設)の研究を我が国で初めて体系的・理論的に行った記念碑的名著!現代人にも読みやすい新訂版で待望の復刊!労働問題、社会運動史の研究に有用なほか、社会福祉士国家試験などを目指す方にも必読の書!
(新訂版)
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著者略歴
大林宗嗣(おおばやし むねつぐ 1884-1944)
社会事業論者、研究家。わが国で最初に、セツルメント(settlement:都市の貧困地区に宿泊所・授産所・託児所などの設備を設け、生活向上のための支援をする社会事業、及びそのための施設)の研究を体系的・理論的に行う。ロバート・オーウェンの著作をいち早く翻訳・紹介した。著書に『女給生活の新研究』などがある。渡米して学術研究やキリスト者としての活動に努め、帰国後は、大原社会問題研究所所員として勤務のかたわら、同志社大学で教鞭をとった。 |
目次
第一編 緒 論
第一章 セッツルメントの意義
一 労働者と文化
二 セッツルメントの解義
第二章 セッツルメントの社会的基礎
一 家族の解体
二 家族の必要
三 労働者階級の家族に対する使命
第二編 セッツルメント史
第一章 思想史的背景
一 民主思想と社会理想主義
二 オーウェンの思想及事業
三 労働講習所
四 チャルマースの隣友運動
五 チャーチスト運動と基督教社会主義
六 キングスレー
七 フレデリック・モーリスと労働者大学
八 ジョン・ラスキン
第二章 セッツルメント運動の発生
一 セッツルメントの揺籃を廻る人々
二 大学延長講演
三 エドワード・デニソンと其援助者
第三章 事業の発達
一 バーネット及び其の関係者
二 アーノルド・トインビー
三 セッツルメント館の建設
四 事業の普及
第四章 米国セッツルメント事業史
一 労資問題と人種問題
二 創設時代
三 事業の発達 |
第五章 各国に於ける略史並現状
一 イギリス
イ 一般概況
ロ 定住セッツルメント同盟
ハ 教育セッツルメント協会
ニ 労働者教育機関
(一)労働者教育協会
(二)ラスキン大学
(三)中央労働大学
(四)労働大学全国評議員会
(五)労働者大学
(六)労働者クラブ
(七)社会主義者日曜学校
二 アメリカ合衆国
三 フランス
四 ドイツ
五 オーストリヤ
六 オランダ
七 ノールウェー
八 デンマーク
九 カナダ
十 我国に於けるセッツルメント
第三編 セッツルメントの構成
第一章 組織及事業
第一節 組 織
一 概 要
二 セッツルメントと布教所
三 社会センター
第二節 事 業
一 教 育
二 修 養
三 クラブ
四 経済的施設
五 社会事業的施設
六 慰安及娯楽
七 研究調査
第二章 我国に於ける労働者教育の必要
附 録
(一)セッツルメント問答
(二)トインビー館
(三)ハル館
セッツルメント事業研究参考書 |
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