●上巻(総352ページ)
序説 学術維新の方法論的現実的基礎
第一篇 精神科学とマルクス主義
一 精神科学の経験科学的性質と弁証法
二 精神科学の客観性といわゆる「階級性」
三 マルクス主義唯物論の心理学的分析
四 マルクス主義唯物論の認識論的考察
五 資本論の方法を論じて労働価値説に及ぶ
六 唯物史観とレーニンの体験したる
ロシア革命
七 マルクス、エンゲルスの芸術観を評す
八 マルクス主義対宗教の順逆的考察
九 河上肇氏の無理解のマルクス盲信と
『資本論』誤訳
一〇 三木清氏のマルクス主義妄執
一一 昭和研究会の言語魔術 |
●下巻(総416ページ)
第二篇 日本精神と弁証法哲学
一 西田哲学批判
二 田辺元氏との学術論争
三 津田左右吉氏の紀記論について
四 日本精神とナチス精神
五 世界文化史の新回顧と新展望讃美論
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