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セロン・ウェアの破滅

セロン・ウェアの破滅・書影
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The Damnation of Theron Ware

ハロルド・フレデリック 著/久我俊二 訳
A5判・上製・カバー装
定価:3000円+税
ISBN978-4-86330-001-9

「知」への羨望、覚醒と堕落―近代人の楽園喪失物語
アメリカ・リアリズム文学の傑作を本邦初訳!

キャロル・オーツも激賞したアメリカ・リアリズム文学の傑作!
作家兼ジャーナリストとして19世紀末の米・英を舞台に活躍したハロルド・フレデリック(1856-1898)の代表作を本邦初訳!
若きメソディスト牧師が、新任地で進歩的なカトリック司祭や富豪の令嬢らと交流し、知的世界に憧れて「啓蒙」されてゆくと同時に、いつしか純朴さを失い「堕落」の道を歩んでゆく……彼に訪れる結末は破滅か、再生か?
南北戦争後の宗教事情、アイルランド移民の状況など当時の世相をリアルに描きつつ、近代化を突き進む19世紀末の米国社会の葛藤を象徴的に描き出した古典的名著。イギリス版の訳も脚注に付記、訳注も充実!

本書の姉妹編ハロルド・フレデリックの人生と長編小説―詐欺師の系譜』  絶賛発売中!

著者略歴

ハロルド・フレデリック(Harold Frederic: 1856-1898)
19世紀米国の自然主義(リアリズム)作家、ジャーナリスト。アメリカ・ニューヨーク州の町ユーティカ生まれ。元来ジャーナリストであり、ニューヨーク・タイムズのロンドン特派員としてイギリス暮らしを始めてから、作家活動に入る。『セロン・ウェアの破滅』(1896: The Damnation of Theron Ware)(イギリスでの表題は『啓蒙』[Illumination]、ただしアメリカでの表題で広く知られる)は、刊行当時ベストセラーとなった代表作。

訳者:久我俊二(くが・しゅんじ)
慶應義塾大学法学部教授(語学担当)
近著『ハロルド・フレデリックの人生と長編小説―詐欺師の系譜』(弊社 2005年)
『アメリカ文学史新考』(共編:大阪教育図書、2004年)
“Feminine Domesticity and the Feral City: Stephen Crane’s George’s Mother, Maggie and ‘A Detail,’” Stephen Crane Studies, 13:2 (2004 Fall)
“Momentous Sounds and Silences in Stephen Crane,” Stephen Crane Studies, 15:1 (2006 Spring)

目次

第一部
 第一章
 第二章
 第三章
 第四章
 第五章
 第六章
 第七章
 第八章
 第九章
 第十章
第二部
 第十一章
 第十二章
 第十三章
 第十四章
 第十五章
 第十六章
 第十七章
第三部
 第十八章
 第十九章
 第二十章
 第二十一章
 第二十二章
 第二十三章
 第二十四章
第四部
 第二十五章
 第二十六章
 第二十七章
 第二十八章
 第二十九章
 第三十章
 第三十一章
 第三十二章

後書き

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