著者略歴
ハロルド・フレデリック(Harold Frederic: 1856-1898)
19世紀米国の自然主義(リアリズム)作家、ジャーナリスト。アメリカ・ニューヨーク州の町ユーティカ生まれ。元来ジャーナリストであり、ニューヨーク・タイムズのロンドン特派員としてイギリス暮らしを始めてから、作家活動に入る。『セロン・ウェアの破滅』(1896:
The Damnation of Theron
Ware)(イギリスでの表題は『啓蒙』[Illumination]、ただしアメリカでの表題で広く知られる)は、刊行当時ベストセラーとなった代表作。
訳者:久我俊二(くが・しゅんじ)
慶應義塾大学法学部教授(語学担当)
近著『ハロルド・フレデリックの人生と長編小説―詐欺師の系譜』(弊社 2005年)
『アメリカ文学史新考』(共編:大阪教育図書、2004年)
“Feminine Domesticity and the Feral City: Stephen Crane’s George’s
Mother, Maggie and ‘A Detail,’” Stephen Crane Studies, 13:2 (2004
Fall)
“Momentous Sounds and Silences in Stephen Crane,” Stephen Crane
Studies, 15:1 (2006 Spring) |