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天下なんぞ狂える-夏目漱石の『こころ』をめぐって (下)

天下なんぞ狂える(下)
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廣木寧 著
A5判・上製・カバー(クロス)装・240ページ ISBN978-4-86330-171-9 C0095 2016年12月刊
定価:本体2000円+税

夏目漱石歿後百年におくる、著者渾身の作家論!

日本という国が世界史に無理往生に急遽(きゅうきょ)接ぎ木された明治という時代に生きた夏目漱石。
彼がその時代の中で追い求めたものは何だったのか。
『こころ』を軸に、激動の時代の中で漱石が見つめたものと、近代日本人に宿命の悲しみを明らかにする。
下巻では、乃木希典の殉死と漱石の英国留学に焦点を当て、森鷗外、小林秀雄、福田恆存、吉川幸次郎、正岡子規らの文章を
援用しつつ漱石終生のテーマを明らかにする。

上巻、絶賛発売中!

著者略歴

廣木 寧(ひろき・やすし)
昭和29年(1954)福岡市生まれ。九州大学卒。大学1年生のとき、小林秀雄の講義を聴き感動する。後に『信ずることと知ること』と題されたものである。平成12年に批評同人誌『正統と異端』を創刊し、主に近代の文学思想についての文章を発表する。著書に『小林秀雄と夏目漱石』(総和社)、『江藤淳氏の批評とアメリカ』(慧文社)などがある。現在は、株式会社寺子屋モデルに勤務し、講演、執筆に従事している。(※注)「寧」の字体は正確には、ウ+心+皿+丁。「甯」の異体字としても扱われる字体)

目次

上巻

目 次
はじめに ―― 百年後の評家として
序 章 小品「手紙」
第 1 章 『それから』をめぐって
第 2 章 漱石の友情
 その1――子規との友情
 その2―― 三山との友情
第 3 章 『こころ』を読む


下巻
目 次
第 4 章 乃木大将をめぐって
第 5 章 『こころ』とは何か
第 6 章 乃木大将は愚将か
第 7 章 漱石の英国留学と英文学研究
あとがき

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