対訳 J.S.バッハ声楽全集
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※品切・絶版※
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Johann
Sebastian Bach
Vollständige Vokalwerke
若林敦盛 訳
B5判・上製・高級クロス装・函入・569ページ
2007年8月刊
定価:8000円+税 ISBN978-4-905849-81-0
本邦初・完全対訳全集!
音楽家・研究者・愛好家に必携!
ドイツ・バロック期の大音楽家にして「音楽の父」と謳われるヨハン・ゼバスティアン・バッハ。その芸術の真髄ともいえる声楽作品の「歌詞」を、原文に忠実に、かつ明快な口語体にて完全対訳! 「マタイ受難曲」や教会カンタータ等、主要な声楽作品を網羅し、
出典・注釈等も充実。研究者、
音楽家から愛好家まで必携の基本図書、輸入盤リスナーにも必携! 他に類書のない画期的一冊!
推薦:佐々木正利(岩手大学教授/仙台宗教音楽合唱団常任指揮者/声楽家)
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本書は各方面より大変ご好評を賜り、お陰様で1年で完売・品切(絶版)となりました。
入手できなかった方々からのご要望にお応えして、このたび定価を抑えてより多くの方にご愛読いただけるよう、同一内容で並製本(ソフトカバー)に装いを改めた『新装版
対訳J.S.バッハ声楽全集』を刊行いたしました。
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待望の「補遺」いよいよ刊行!
本書に未収録の「四声コラール集」「シュメッリ歌曲集」「アンナ・マグダレーナ・バッハ音楽帖」などの声楽曲を網羅、「結婚クォドリベット」「受難曲パスティッチョ」や2005年に新発見された話題のアリア(BWV1127)などの稀少テキストも収録した貴重な一冊!
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ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach)
ドイツ・バロック期の作曲家、鍵盤奏者。(1685-1750)
ドイツ中部・テューリンゲン地方のアイゼナハに生まれる。
多数の音楽家を輩出したバッハ一族の中でも最も大きな業績を遺したことから、「大バッハ」と称される。
ザクセン=ヴァイマル公国、アンハルト=ケーテン侯国の宮廷音楽家等を歴任、1723年より没年まで、ライプツィヒ市の聖トーマス教会カントル(音楽監督)を務める。
バロック音楽の諸様式を集大成した多岐にわたる作品を遺し、ことに教会カンタータ等、ルター派の信仰に基づく教会音楽が代表的である。
F.メンデルスゾーンらによる復活上演以降、再評価が著しく、クラシックのジャンルを超えて後世の音楽全般に及ぼした多大な影響から「音楽の父」とも称される。
近年は音楽史的研究の進展や古楽運動によってますます注目され、その演奏や研究は現在進行形で発展を続けている。今日最もタイムリーかつ広く愛される古典音楽家の一人である。 |
訳者略歴
若林敦盛(わかばやし・あつもり)
山梨県に生まれる。
1996年東北大学混声合唱団、翌年仙台宗教音楽合唱団に入団。両団の指揮者である声楽家佐々木正利の指導により宗教曲に触れる。
仙台宗教音楽合唱団で2000年の演奏会より対訳を担当。
以後、バッハのカンタータ、受難曲などドイツ語の作品の対訳を多数作成。
2005年2月、P.シュライアー指揮オーケストラ・アンサンブル金沢のJ. S.バッハ『マタイ受難曲』演奏会にて対訳、字幕を担当するなど他の合唱団にも練習用を含めさまざまな機会に対訳を提供している。 |
目次
推薦のことば(佐々木正利)
序文
教会カンタータ Geistliche Kantaten
世俗カンタータ Weltliche Kantaten
モテット Motetten
ミサ/マニフィカート Messe/Magnificat
受難曲/オラトリオ Passionen/Oratorien
付 録
教会暦と福音書章句
宗教曲用語集
索 引
教会カンタータ索引
世俗カンタータ索引
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◆推薦文・序文より
...バッハの声楽曲の全訳、しかも文脈を的確に把握した、わかりやすい口語調の訳は出ないかと待ち続けておりました。それがこの度、何といわば身内の若林敦盛君によって成し遂げられたのですから、驚きとともに大いなる喜びとなりました。...その訳は実にわかりやすく、時にキリスト教的慣用表現とは異なることもありましたが、しかし、それだけに宗派を越えた万人の視点で出来事を見つめ、自然な自分たちのことばで語りかけてくるのです。和訳する場合、文脈を損なわずに短くまとめるには、それこそ文語調の方が口語調に優るのは自明のこと。しかし、彼の訳はその難点を見事に克服し、語るにリズムも抑揚もよく、まるでオリジナルが日本語であるかの錯覚すら覚えさせます。...心に染み入るように自然なイメージを作り上げてくれるのです。
(本書巻頭・佐々木正利氏「推薦のことば」より抜粋)
普段レコードやCD、演奏会でさまざまな対訳を目にすることがあると思いますが、それをどのように読まれているでしょうか? 『歌詞対訳』というのは言うまでもなく「歌われる歌詞の意味を理解するためのもの」です。ただ音楽は時間と共に流れていくものですから、「その時々に歌われている言葉の意味を即時的に理解する」ことの助けとなることが望ましいと思います。ですから、この対訳では簡潔な直訳を基本とし、原語の表現に忠実に、そしてなるべく原語一つ一つの単語の意味を取りやすいように努めました。その結果、純粋な日本語からすると文章や語順が前後している所が多々ありますが、原語と見比べ、考えながら読むことで、原語とそれに作曲された音楽の理解の助けになると確信しています。よって、この対訳は聞き手以上に、自分の声と楽器でバッハを演奏する人々の助けとなれるでしょう。
(本書「序文」より抜粋) |
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本書内容一部
→PDF:『
対訳 J.S.バッハ声楽全集』なかみ見本(500kb) |
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